2020-05-27 第201回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第5号
甲状腺がんに早期発見、早期治療が有効というエビデンスはなく、無症状者への検査が多くの過剰診断を生むことは、今や世界の医学常識となっています。 中断しているという状況ですから、これを機に、甲状腺検査については、過剰診断を引き起こすこと及び新型コロナ感染症拡大防止の観点からも終了の決断を後押しすべきと考えますが、政府の見解をお伺いいたします。
甲状腺がんに早期発見、早期治療が有効というエビデンスはなく、無症状者への検査が多くの過剰診断を生むことは、今や世界の医学常識となっています。 中断しているという状況ですから、これを機に、甲状腺検査については、過剰診断を引き起こすこと及び新型コロナ感染症拡大防止の観点からも終了の決断を後押しすべきと考えますが、政府の見解をお伺いいたします。
幾ら現場でそういう医学常識がまかり通っていって使用されたとはいえ、厚生省というのは最新の知見を常に、国民に対する責任あるわけですから、それをとらえて、それを実際の行政に生かす責任があるわけですよ。門番としての、危ない製剤が入ってくるかどうかということの日本の門番としての役割があるわけでしょう。それがヤコブ病の和解でもちゃんと指摘をされたじゃないですか。
その趣旨は、一つには、元患者らの療養所生活が長年にわたり、高齢化が進んでいること、二つ目には、過去に堕胎を強いられるなど人権を侵害されてきたこと、三つ目には、五六年から五九年にかけての複数の国際会議で隔離政策をとるべきではないと提言され、世界的な医学常識から見て日本が立ち遅れていたと判決が指摘している、この三つのことなどから控訴を断念すべきだという御意向をお持ちだという報道があります。
そのためには、ともかくこの病気自体が今までの医学常識がなかなか通用しない分野がたくさん入っています。例えば、細かな感染症の診断でも今までの診断体系ではできないとかいろんなことがありますから、そういうのにいかによりよい医療を提供できるだろうかということを第一義的に考えて医療を行っていくのが、恐らく患者さんと医者との信頼関係の第一歩だろうというふうには考えております。
また、基金本部が認定を決定する際に、判断を仰ぐ医師の氏名など明らかにされないため、医学常識からも疑問を抱かざるを得ないような認定がなされることもしばしばあります。 行政の透明性が求められておるこういう時代においてこうしたことを見直していただきたいと思いますが、いかがでございましょう。
しかし、それも今度は別の専門家としてのチェックというものも必要になるわけでございますから、御承知のように支払基金における審査というものを通じて、これはいろいろと患者の病状あるいは医師の考え方によっても幅はございますけれども、医学常識からかけ離れたようなものについては減点査定をする、そして余り保険のルールに甚だしく逸脱するものについては指導監査なりあるいは極端な場合には保険医療機関の取り消しというようなことによって
鈴木先生が医学的な立場から、証言の話でございますので余りこれ裁判所での証言のことを子細に申し上げるのはいかがかと思いますが、ポイントだけにとどめますけれども、そのみなしというのは医学的な判断では、医学常識ではそういうことはないんだという趣旨のことを言っておられるように承っておるわけでございます。
ところが今の医学常識としては、献杯では感染しないというのが常識なんですよ。それを政府・与党首脳会談の中で、中曽根総理を初めとして感染防止のためにひとつ献杯をやめようじゃないかという運動をしようじゃないか。新聞紙上では「首相、とんだエイズ談議」こういうふうに書いてある。
したがって、今の医学常識としては、献杯とか食事で感染するということはあり得ない。それはたまたま粘膜に傷があって、それに精液が入ったりあるいは血液が入ったりというときに感染するんだ、これが常識ですからね。これは一般の国民がそういうことを心配するならいいけれども、少なくとも国政の最高責任者がそういう談義をされることについては厳に慎んでいただきたい、こういうように思います。
支払い基金で審査をいたします場合には、やはり一定の医学常識に基づいて審査をいたしておりますから、まさか本人がいないにもかかわらず診療したということを支払い基金の審査委員が発見をするということは実際問題非常に難しい。
このように、死の判定はあくまで医学上の診断、判定というよりむしろ診断なのでありますから、医師の直観やあるいは価値観に基づいて行われてはならないことは無論でありまして、専ら医学上の知識と経験に基づく基準、すなわち医学常識に従って行われなければならないということでございます。
それから、本日のこの委員会に関係することでございますが、環境庁におきましても、私が冒頭で申し上げましたように、特に大気汚染系の大人の指定疾病にかかった患者さんの中でたばこを吸っている患者さんがおりましたら、これはやはり一般的医学常識からいいまして、健康回復のために禁煙を勧める必要があろうかと考えます。
○政府委員(幸田正孝君) その大半は不正請求でございますけれども、医学常識から見て非常にかけ離れたという意味での不当の部分も、若干ながら含まれております。
○国務大臣(渡部恒三君) 不当請求については徹底的に排除することとし、また、医学常識から見て不当と思われる診療についても指導監査を積極的に実施し、適正な保険医療の確保に努めてまいる所存であります。
今先生御指摘のように、ここまでが必要な医療で、そこから上は必要でないと、こういうのを具体的に示せということをおっしゃっておりますが、これはなかなか難しいわけでありまして、やはり担当規則では医学常識に従って患者の個々の病状に従って一番必要な医療をすると、こういうことになっておりますので、そこはそういうことだと思います。
○政府委員(吉村仁君) 現在の歯科の医学常識というものから保険医療に取り入れる必要がある、そして、それを取り入れることによって日本の歯科医療の水準というものを向上させていく、そういうような範囲のものは、当然保険給付の中に入れるべきである、こういうように考えております。
具体的なケースにつきましては、医学常識あるいは地域的に見まして、他の医療機関に比べて非常に点数が高い、あるいは診療内容が画一的、傾向的であるというような保険医療機関につきまして指導を重ね――「重テ」というのは二度という意味ではございません、しばしばと、たびたびという意味に私ども解釈をしておりますが、たびたび指導を重ね、改善を求めましても効果がないというような場合を頭の中に描いております。
一般的な基準で申しますならば、少なくとも現在の医学常識に反すると申しますか、著しく逸脱すると申しますか、そういうような診療は不当だと思っております。また、患者の個々の病状と申しますか病態、そういうものとかかわりなしに行われるような診療というものは不当なものだ、こういうように思っております。
○吉村政府委員 一応、保険というのは、あれをやってはいかぬ、これをやってはいかぬというような制限診療ということを脱却して、医師の良心に基づいて、またその医学常識に基づいて診療をすべきである、これは三十二年からそうなったわけであります。
○吉村政府委員 支払基金の審査会は、療養担当規則並びに診療報酬点数表の規定に基づいて審査をするわけでありますが、療養担当規則の中身に入ってみますと、現在の医学常識の水準と相手の個々の患者の病状に従って最も適切な方法で行われた治療、こういうものについて支払いをする、こういうことになっております。
したがって、一つは、医師の倫理あるいは医学常識というものが診療報酬の多寡を決める、収入の多寡を決める一つのポイントになることは事実であります。 それから、変な言い方でございますが、利潤率の高い診療行為をやるならば収入がふえ利潤も上がる、これも事実であります。利潤率が高い診療というのは何か、こういうことになりますが、一つは薬の問題であります。
私どもはやはりいろいろな統計から考えまして、また私自身いろいろお医者さんにも話を聞きましたし、個人的にもまた患者の方々からも話をいろいろ聞いてみると、十割給付の場合に、何がむだかというのはいろいろな意見があると私は思いますが、しかしながら、医学常識に照らして適切妥当かどうか、あるいは本当に患者の心身の状態や患者のニードに適確に対応した医療であるかどうか、こういうような観点から眺めますとやはり不適正な
現在、我が国の医療制度というものは医師の自由裁量権というものを保障しておるわけでございますので、個々の医師が行う診療の中身というのは、医師の倫理観と医師の医学常識、医学知識あるいは医学上の経験、そういうものに依存せざるを得ないわけでございます。したがって、濃厚診療あるいは過剰診療に対して疑問を持って監査をする、こういうのは医師のいわば心と技そのものにメスを入れるということになるわけでございます。
それからもう一つの視点としては、これはミクロの視点と申しますか、そういう観点から考えますと、やはり現在の医学医術の水準、医学常識に従った医療であって、かつ、患者の症状あるいは患者の状態に適切な対応をする医療というものが適正な医療であり、そのために支払われるものが適正な医療費であろうと思います。